#029 2011年5月17日(火)19:30-21:00(開場19:15)
阪神大震災も東日本大震災も被災地での取材を経験した現役アナウンサーが語る、
現地でみたこと、感じたこと。人として報道人としてどうあるべきか?
■現役アナウンサーは被災地で何を見て、何を感じたのか?
震災から2ヶ月。
私たちはこの2ヶ月、あらゆる形で現地の様子を見聞きしてきました。
テレビ、インターネット、そしてTwitterやFacebookに代表されるソーシャルメディア…。
でも、多くの人が既に気がついているはずです。
どんなメディアでも語り尽くせない現実があるということに。
今回登場下さる、現役アナウンサーのAさん(仮称)は既に被災地へ何度も入り、連日その報道に携わってきました。 最初に被災地に入ったのは、地震の翌日12日。その後何度となく、現地からのレポートを続けています。
阪神大震災でも現地に入って取材をし、その他にもこれまであらゆる事件やニュースの報道を経験してきた、言わば「百戦錬磨」のそのAさんを持ってしても、
「今回は、今までとはまったく違う。」
と感じたと言います。
もちろん、報道のプロフェッショナルとして、その多くをテレビで伝えてきた。
でも、まだまだ語り尽くせないでいることがあると。
「震災報道」は甘くはない。
「震災報道」は難しい。
Aさんはそう語ります。
あまりに凄まじいその現実。
言葉では語り尽くせないその現実。
そして、そこにはもう1つ、
報道人が「震災報道」に携わると誰もがぶち当たる「壁」があると言います。
現地に入る報道人たちは、被災者のみなさんにすがり頼られる中で、
マイクを向け、カメラを向け、報道を続けなければなりません。
「報道人して行動するべきなのか、人として行動するべきなのか、
プロとしては報道人としての道を選ぶけれど、いつもそこには葛藤があるんです…。」
報道に携わる人たちも1人の人間です。
1人の人間として、震災ボランティアをするのか、
1人の報道人として、より多くの人たちに現状を伝えることに徹するのか、
いつも、そして何度も、その狭間で葛藤するそうです。
私たちが見聞きする報道も、それを支える「人」がいて成り立っているということ。
今回のセミナーは、そんな、
普段ほとんど語られることがない「震災報道の裏側」をテーマにします。
当日語られる被災地の実情は、
中には、つらく厳しい現実もあるかもしれません。
でも、Aさんがそう感じたように、
「自分には何ができるのか?」
「自分は何をすべきなのか?」
と、みなさんが感じるきっかけになると信じています。
キー局現役アナウンサーがこうして「震災報道」について直接語る機会はほとんどありません。
あえて、お名前やプロフィールを伏せさせて頂いた理由の1つはそこにあります。
当日は、恐らく、誰もが知っているあの人が、
ひとりの個人として、ひとりの報道人として、見たこと、感じたこと、
テレビでは話せない「震災報道の裏側」について語ります。
ぜひ多くのご参加をお待ちしています。
■日時:2011年5月17日(火)19:30-21:00(開場19:15)
■場所:ビジョンセンター日本橋 5F 会議室(銀座線・半蔵門線三越前駅徒歩1分)
http://www.visioncenter.jp/nihonbashi/
※会場は変更になる場合がありますが、その場合は改めてご案内いたします。
■定員:50名 ※状況により定員を増やす場合があります。
■参加費:2,000円(HOPE100特別料金)
※全額をチャリティとして下記団体に寄付します。
■当イベントチャリティ先:ビジョンネット
※同団体を通じて、被災地(宮城県南三陸町など)の支援に活用される予定です。
被災地での支援活動の様子はこちらをご確認下さい。
https://vision.smartseminar.jp/public/application/add/187
※このエントリーフォームは、ビジョン東日本サポートネットワーク事務局利用のシステムを
使用しており、エントリーすると同事務局より確認メールが届きます。
民放在京キー局現役アナウンサー
阪神淡路大震災では、震災当日に現地入りして取材・レポートを担当する他、今回の東日本大震災では、震災翌日に現地入り。その後数回にわたって被災地入りして取材・レポートを担当する。
その他、地下鉄サリン事件、アメリカ大統領選挙(オバマ大統領誕生)、オリンピック、ペルー大使公邸占拠事件など、これまで数多くの事件・ニュースにおける報道を経験。現在は某番組で司会を務める。