◎募金総額         

 

3,663,781 円

 

◎開催回数

 

61/100 回

 

※2013年10月15日現在

 

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地震から2週間。いま僕が思うこと。

今日は2011年3月25日。あの日から丁度2週間を迎えました。


この間、あなたは何を感じ、体験し、過ごしていましたか?


東京ではまだまだ余震が続いています。
計画停電の実施に伴い、交通網は混乱しました。
繁華街からはネオンが消えました。
様々な情報が行き交い、混乱や不安な気持ちでいらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。


僕は、被災地が100%の希望で満たされるように、という想いを
込めて、売上の全額が寄付となるプロジェクト「HOPE100」を
立ち上げました。

3月14日 セミナー講師にはじめて打診、
8日 HOPE100のサイトをオープンし、19日 HOPE100第1回セミナーを実施。


今僕にできる事を、全力でやる。


ただそれだけを考えて走り出しました。

だけど正直に言います。
19日の初日直前、僕は怖かった。

余震もかなりの頻度で発生していた、
原発の状況も予断を許さない、
交通は混乱し自宅待機を促す企業が多数。
軒並みセミナーやイベントは中止になる状況。

そんな時に多くの人を集めて、ケガをさせてしまうかもしれないし、
計画停電で帰れなくなったり、エレベーターが止まってしまうかもしれない。
いざという時、家族や大切な人のそばにいられなくなってしまうかもしれない。
いくら被災地支援のためとはいえ、
いまイベントなんてやっていいのだろうかと・・・

いま考えれば、震災から1週間後の事で、
僕も含めてみんながナーバスになっていて、
何かをやる毎に、不謹慎なのでは・・・という思いが湧いてきた。
まして東北地方に家族や親せき、友人が住んでいるという声を聞くと、
余計に自分の発言に慎重になって。

だけど初日を終えて、心からやってよかった、と思えたんです。

みんなで集まって話をしてみたら、
同じような事を考えたり悩んだりしている事が分かったし、
想いを共有できた。
なにより、セミナー会場でみんなが笑顔になる。
人が集まって笑っている。それがただただ嬉しかったんです。

こんな時だからこそ、もちろん安全は気になるけれど、
それでもやる意義はものすごくある!

そう、僕は確信しました。


このプロジェクトは被災地への支援の為に行っています。
でも、自分の為でもある。
僕たちが住む日本を再生させる為でもあるのです。


被災地の現場と僕たちが今いる場所は確かに違う。
だからこそ、僕たちが今ショックから立ち上がり、必要な事を学び、
復興への道をつくっていかないといけないんじゃないか。
先に僕らが進み、被災者の方々がショックから立ち上がった時に、
一緒に歩んでいけるようにしなければ。

僕はそう思うんです。


僕はずっと共感型・コラボ型・協同型というスタイルで、
人と人を繋げる仕事をしてきました。
会社員時代は、たくさんのセミナーを運営してきました。
その経験から生まれたHOPE100は、今の僕ができる精一杯の事。
でも100回のセミナーなんて、当然自分ひとりではできません。

例えひとりで10万円の寄付ができなくても、
お金持ちでなくても、著名人でなくても、
1時間半の時間で今のあなたにできる事があります。
それぞれのフィールドで貢献できる事が必ずある。


いま、改めて、願います。
あなたご自身の力強い参加への意思を。
2012年3月11日、共に何かをつかんでいよう。


心から、被災地の復興と日本の再生を願って。



平成23年3月25日

中島 明(@akiranakajima、HOPE100プロデューサー)

※取材・編集協力:中村 寛子